不用品の資産価値は毎年上がっている!?
初めまして、買取販売.comの管理人の高久 売蔵です。
家の中の不用品と言うと、どんなものが思いつくでしょう?
着れなくなった子供服や、読み終わった雑誌、何十年も前に買ったおもちゃ!押し入れにしまい込んで、全く日の目を見ることのなくなった不用品はどんな家庭にも眠っているものです。
ただ、このような不用品は自分の中では、「いらないモノ」という認識を持ってしまって、どうしてもゴミと思いがちですが、実はそのゴミ「お宝」かもしれませんよ。
どんな家庭でも、不用品の出るタイミングは年に2回~多くて5回ほどあります。
一般的に3月から4月の引っ越しシーズンや夏・冬の衣替え、そして年末にかけての大掃除です。
この、1年間で出る家庭の中の不用品について過去に面白いデータをフリマアプリ最大手のメルカリが調査しました。
1年間に出る家庭の中の不用品を、メルカリで売るとどれくらいで売れるのか?
この調査では、家庭の中で1年以上使っていないものを「不用品」と定義し、全国の10代から60代の男女約2,500名を対象にその量を調査。それを「服飾雑貨」や「書籍・CD・ゲーム類」などにジャンル分けし、メルカリでの販売価格をかけ合わせました。
その結果、家に眠っている不用品は1人あたり28万円以上で一世帯当たりでは69万円以上に換算できるとの結果が出ました。予想していた金額より多くないですか?
やはり多いのは服飾や書籍関係ですが、特にコミックなどは全巻セットで販売することで付加価値が付き一巻あたりの単価も上がります
他にも「動かなくなった古い家電」や「壊れたラジカセ」昔集めていたコレクショ「ビックリマンシールやキン消し」なども30年以上たった今だからこそ価値があり人気です。どうですか?あなたの家に眠る不用品も「捨てる」から必要としている人に「売る」に変えてみませんか?
「売る方法」を知ることで更に価値を上げる
でも、いくら自分にとっては「不用品」でも、どうせ売るならトラブルもなく高く売りたいと思いますよね。
その為には複数の「売る方法」を知っておくことが必要です。現在不用品を売る方法として主流なのは、「フリマアプリで売る」「ネットオークションで売る」「リサイクルショップなどに買い取ってもらう」の3つですが、それぞれにメリットとデメリットがあります。
まずはそれぞれについての特徴を知っておきましょう。
不用品販売方法①
メルカリ・フリマアプリで売る
不用品処理の方法でここ数年一気に人気が出たのが、フリーマーケットアプリ(以下フリマアプリ)です。中でも日本最大のフリマアプリ「メルカリ」。国内外合わせて1億ダウンロードを突破しています。
2013年7月2日にサービス開始で規模もユーザー数も圧倒的な伸び率です。楽天やヤフーなどもフリマに参入していますが、どちらも2匹目のドジョウはつかみ損ねたといった感じです。
フリマアプリで不用品を売るのであれば他社がよほど思い切ったサービスを打ち出さない限り「メルカリ1択」で問題無いでしょう。
値段の決め方
最大の特徴は、売るモノの値段を自分が決められる「フリマ形式」ということ。出品者が値段を決め、その値段に納得した人が購入します。出品側にとって損のないシステムです。
メリット
〇あっという間に売れることもよくある
ユーザー数が多いため、出品して速攻で売れるなんてことは珍しくありません。
〇出品方法がシンプルで簡単
スマホがあれば撮影から出品まで簡単に出来ます。
〇発送が簡単で安心のシステム
商品発送は、出品者と購入者がお互いの個人情報を伝える必要が無いため、匿名発送が可能です。また送料も安く設定されているので出品者・購入者共にありがたい発送システムだと思います。
✖値下げ交渉が入る
メルカリでは購入希望者が気軽に値下げ交渉してくるのが普通です。リアルなフリマなどでもよくありますね。ただ、顔が見えない分値下げ交渉も「半額で譲っていただけませんか?」など大胆な交渉を持ち掛けてくるツワモノもいます。出品の際は、値下げ交渉があることを想定して、値下げ分を織り込んだ値付けをしておくことがポイントです。
✖相場が分からないうちは失敗しやすい
メルカリ内で取引実績の少ない商品などは、適正価格が把握しずらい為、その値段が正しいのか不安になったり、実際はもっと高値で売れていたのに実際の価値より安く販売してしまうことがあります。その場合はメルカリではなくヤフオク!などの「オークション形式」を使うか、オークションでの落札価格を参考にすると良いでしょう。
「オークション形式」については次の章でお話しします。
▲購入希望者とのやり取りが、、、
商売としては当たり前ですので、デメリットとまでは言えませんが、メルカリは出品者と購入者の間でのやり取りやコミュニケーションが活発なため「値下げ交渉」や「質問」、「商品のこの部分の拡大写真をアップしてください」などの細かいリクエストが多く、他の「売る方法」と比べて煩わしさを感じる人もいるかもしれません。
ただ、細かいところまで対応することであなたのことをフォローしてくれたり、あなたの固定客になることもあるので悪い事ばかりではありません。
不用品販売方法②
ヤフオク! オークションで売る
ヤフオクは日本最大のネットオークションサイトで、ネット売買の老舗です。出品形式はメルカリと違って「オークション形式」なのが特徴です。
※メルカリの急成長で、ヤフオクでも「フリマ出品」が可能になりましたが、ここでは「オークション形式」での出品を前提に解説していきます。
値段の決め方
出品形式は「オークション形式」がメイン。あなたの商品を欲しい人が、買ってもいい値段を入札していく、最終的にあなたの商品に一番高い金額を入札した人と売買が成立します。
メリット
〇相場がわからない商品も売りやすい
オークション形式は、商品の金額を買う人が決める方式です。過去の取引が少なく、商品の価値が分からないレア商品などは、ヤフオクに出品することで適正価格で売れる可能性は高くなります。
〇予想以上に高値になることもある
あなたの商品を欲しい人が複数で競合した場合、思いがけず高値になる事があります。これはフリマと違い「オークション形式」ならではの醍醐味です。さらに高値を目指す時はいかにその商品を注目させるかがポイントです。
〇値下げ交渉はほとんどない
ヤフオクの場合、値下げ交渉を受け付ける機能をONにしていない限り、値下げ交渉はフリマほど多くはありません。したがって価格に対する質問はほとんどありません。
✖売れるまでが長い
オークションは競り合って金額が決まるので、売れるまでには時間がかかります。即決価格を設定することで多少早く落札される可能性はありますが、メルカリに比べて売れるのに時間がかかるのは間違いないでしょう。
✖手数料に違いがある
ヤフオクは、Yahoo!プレミアム会員(月額498円)と非会員では落札後のシステム利用料が違います。プレミアム会員(8.64%)非会員(10%)です。どちらが得かはあなたの利用スタンスで変わります。
✖個人間取引での問題
ヤフオクの取引は個人間での取引となりますので、トラブルが起きやすくなります。決済のやり取りも入札後のやり取りで決めていきますが銀行振込などの場合、相手の入金が遅くなってしまったり、落札者から落札後の連絡がこないなどのトラブルが稀にあります。
不用品販売方法③
リサイクルショップなどに買い取ってもらう
リサイクルショップや質屋に不用品を持ち込んで買い取ってもらう方法です。不用品処理といえば、この方法がインターネットが普及する前は一般的でした。
最近では家まで引き取りにきてくれる出張買取や、宅配で買い取りをしてくれる業者もあり、在宅でやり取りできることで最近また人気が出ています。
値段の決め方
買い取り価格は、ショップの査定によって決まります。
メリット
〇出品や梱包発送の手間がかからない
写真撮影・商品説明・商品梱包の手間がない。忙しい人にとってはメリットが大きい。
〇現金化が早い
その場で査定してもらい、買い取ってもらえるので、フリマやオークションに比べて現金化が早い。すぐにお金が必要な人にとっては見逃せない要素です。
〇大型商品も買取してもらえる
フリマ・ヤフオクでも大型商品を販売することは可能ですが、梱包を素人がするのは大変です。リサイクルショップだとその辺の心配は少なくなります。
✖買取不可なモノがある
買い取ってもらえるかどうかは、お店の都合に左右されます。例えば「付属品がなかったり」「壊れている」「汚れがひどい」などネットなら売れる商品もリサイクルショップの場合、買取不可なことがあります。
✖モノによってはネットよりも安くなる
お店の利益、人件費がかかるため、買い取り価格がモノによっては全体的に、ネットよりも安くなる傾向があります。
メルカリ・ヤフオク!・リサイクル早わかり表
下記の表は、今までの説明をまとめた比較表です。不用品を売る時の参考にしてください。
販売方法を決めるときの7つのポイント
不用品を販売する際は、出来るだけ高く売るのはもちろんですが、手間をかけずにトラブルゼロで売ることが大切です。
ここでは販売方法を決める時のポイントを紹介します。
ポイント① 基本はネット完結!リサイクルショップもネット型が得
私は不用品が出た時にはまずは出品するようにしています。ネットではジャンク品(壊れている商品)や汚れや傷がついていても売れることがよくあります。ただ、フリマやオークションだからと言って何でも売れるわけではありません。出品しても売れ残ってしまう場合もあります。
その場合、私はネット型のリサイクルショップに買い取ってもらいます。
ネット型を選ぶ理由は単純に楽だからです。ネット型のリサイクルショップに頼む場合はある程度不用品がたまってからがおススメです。
ポイント②「梱包や発送が面倒な商品」はリサイクルショップの方がいい
梱包が面倒な商品はリサイクルショップの買取の方が、結果得する場合があります。
その商品のネット相場がかなり高ければ話は別ですが、「梱包が面倒なモノ=お金と手間がかかる」ということです。
あなたにとっては不用品でも、相手はお金を出してその商品を購入します。梱包がお粗末だったり、商品を雑に送ると相手から低評価をつけられてしまう場合があります。低評価の付いた出品者は他の購入者からの信用も失ってしまいます。
梱包が面倒な商品は無理せずリサイクルショップに出しましょう。
ポイント③ 価値の分かりにくい商品は専門のリサイクルショップがいい
素人では価値の分からないものに関してもリサイクルショップの方が便利です。
例えば、祖母・祖父などと同居や、遺品整理などでよくありますが、「着物」や「骨董品」、「釣り具」や「ゴルフ用品」など好きな人なら価値が分かりますが、自分ではわからないものは専門のリサイクルショップにお願いするのが良いでしょう
リサイクルショップにはそれぞれ得意としている分野があります。最近では「着物専門の買取」「骨董品専門の買取」「釣具専門の買取」「ゴルフ用品専門の買取」など、その商品を専門に買取をしているリサイクルショップがたくさんあります。
専門店では買取をした商品をより高値で販売するノウハウやルートを持っているので、自然と買い取ってもらえる金額も高くなります。
ポイント④ メルカリ・ヤフオク!を使い分けて高値を目指す(商品編)
ネット販売で高値を目指すなら、メルカリとヤフオクの使い分けを覚えることが大事です。
- 市場が出来ていて、値段設定が定まっている商品 ⇒ メルカリで売る
- 希少価値が高い・適正価格が分かりにくい商品 ⇒ ヤフオク!で売る
メルカリは出品者が値段を決めます、ある程度市場があり平均単価が決まっているものはメルカリの方が早く売れます。
メルカリで売りやすい商品
- 定番ブランドや値段が下がりにくく一定の需要が望める商品
- 新品は高いが中古でも良いからほしいと思っている商品
例えば、ブランド物の服・美顔器・コスメ商品・ハンカチ・ネクタイなどがメルカリでよく売られています。
次にヤフオクは欲しい人同士が値段を競って落札していきます。そのため出品数の少ない商品が人気です。
ヤフオク!で売りやすい商品
下記のような商品は高値で取引されやすいです。
- 希少性の高いレアもの
- コレクター商品
- TVで紹介されたり流行りの商品
例えば、漫画全巻セット・ブランド物財布やバッグ・カメラなどは入札者が多く高値で取引されています。
ポイント⑤ メルカリ・ヤフオク!を使い分けて高値を目指す(客層・時間編)
年齢層が変われば、当然売れやすい商品も違います。メルカリは10代後半~40代の女性、ヤフオク!ユーザーは20代後半~40代男性が多いと先ほど説明しました。そのため、メルカリは女性向け商品、ヤフオク!は男性向け商品が多くみられます。
この違いから、売りやすい商品も違いますが、商品を出品して売れない場合はメルカリとヤフオクで商品を入れ替えてみると良いでしょう。
また、メルカリもヤフオクも売れる時間帯は週末の22時以降、家でくつろいでいる時間帯や、子供を保育園や幼稚園に送った後の午前中などもねらい目です。
私はヤフオクなどはオークション終了時間を売るターゲットによって変更しています。
メルカリなどは出品時間を変更しています。その辺も参考にしてください。
ポイント⑥ 出品禁止物・違法な商品は出品しない
メルカリとヤフオク!には、それぞれに出品禁止物があります。ヤフオクではOKでも、メルカリではNGなんて商品もあるので確認しておきましょう。
例えば「商品券」や「ギフト券」「株主優待券」などはヤフオク!ではOKですが、メルカリではNGです。
また、メルカリでは生体の出品はNGですが、ヤフオク!では「哺乳類」「鳥類」「爬虫類(はちゅうるい)」以外であれば基本的に可能です。生き物に関しては法律上の条約などがあるので出品前に確認しましょう)
ポイント⑦「捨てる」という考えを捨てましょう!
捨てるという考えを捨てることで、家に有るいらないものがすべて商品に見えてきます。
捨てるくらいなら、メルカリに出品してみる。ヤフオクに出品してみる。
そうやって、数をこなしていくことで「商品説明の書き方が上達」したり、他の商品を見ることで「全体的な流行り」が見えてきます。
また、これはおすすめするわけではありませんが、私は祖母の家を片付けた時、50枚ほどの反物と着物を処分したのですが、その時は価値が分からないため「着物買取専門のリサイクルショップ」に見積もりを依頼し、どれがいくらくらいするのかを聞き、3分の2を引き取ってもらい3分の1はヤフオクで販売しました。
その時の買い取り専門店の方がいい人で、だいたいの落札価格まで教えてくれたのですが、だいたいその通りでした。
その場で買い取ってもらった方が楽でした(笑)
特殊な商品に関しては無理に自分で売るよりも専門店に買い取ってもらう方がいい場合があります。
不用品を高値で売る!まとめ
いかがだったでしょうか?不用品を高値で売る方法についてご紹介しました。
捨てようと思っていたものが、実は誰かにとってはお宝かもしれません。
私の知人には毎日飲むビールや飲料水の空き缶(アルミ缶)を半年に1回売りに行っています。
だいたい4500円くらいになるそうです(笑)
家に有る段ボールや、空き箱、古新聞、雑誌などお金に出来るモノはいくらでもあります。
工夫次第でどんどんお金に変えることが出来る時代です。
皆さんもまずは身の回りにある不用品を「捨てる」から「売る」に習慣化してみてはいかがですか?